Ryuzo 7 (2015) / 龍三と七人の子分たち

『龍三と七人の子分たち』(りゅうぞうとしちにんのこぶんたち) は、2015年の日本映画。北野武監督の17作目であり、『アウトレイジ ビヨンド』(2012年)以来、およそ3年ぶりの作品となる。2015年4月25日に公開された。引退した元ヤクザの龍三親分がオレオレ詐欺に引っかかったことから、昔の仲間 “七人の子分たち” を呼び寄せ、若者たちを成敗しようと世直しに立ち上がる姿を描いたアクションコメディ映画である.

キャッチコピーは「金無し、先無し、怖いもの無し! ジジイが最高!!」「俺たちに明日なんかいらない!!」。

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Ryuzo 7 (2015) / 龍三と七人の子分たちのあらすじ

かつてヤクザの組長を務めた龍三は息子・龍平のもとで隠居生活を過ごしているが、「ヤクザの息子」と白い眼で見られていた過去から息子一家は龍三を煙たがり、家庭の中でも窮屈な生活を送っている。連休に龍平が妻の実家へ帰省、留守を預かる最中に半グレ「京浜連合」からオレオレ詐欺の電話がかかる。示談金が揃えられない龍三は元子分のマサと詫びとして指つめを行おうとするが、受取人は恐れをなして逃げ出す。その夜、かつての仲間だったモキチが京浜連合とトラブルを起こす現場を目撃して助太刀するが、マル暴の村上刑事が間に入り事なきを得る。龍三はマサとモキチを自宅に連れ込むが、会社のトラブル対応のために帰宅した龍平に見付かり、自宅を出て行く羽目になる。

マサの部屋に居候することになった龍三は、かつてのヤクザ仲間や敵対した組長たちを呼び集め、京浜連合に対抗するための新しい暴力団を結成しようとする。しかし、集まったメンバーが全員組長・幹部クラスだったため、過去に起こした犯罪(殺人・傷害・懲役年数)をポイントに換算した結果、一番ポイントが高い龍三が組長に決まり、新組織「一龍会」を結成する。龍三は過去に恩を受けた榊会長の息子への挨拶を終えた後、京浜連合の徳永と遭遇し、彼の借金取り立てのやり方に腹を立て、京浜連合の本社に乗り込む。龍三たちは京浜連合ボスの西に仁義を切るが、彼はマル暴の村上を呼び龍三たちを追い出してしまう。村上から警告を受けたものの龍三は意に介さず、かつての縄張りを取り戻し京浜連合の商売を邪魔していく。

一龍会の存在を邪魔に感じ出した西は下っ端の石垣に、彼の恋人でモキチの孫娘でもある百合子を連れ去るように命令する。しかし、石垣は百合子を守るため二人でモキチに助けを求める。百合子に危害を加えられそうになったモキチは激怒し、一人で京浜連合の本社に乗り込み西を狙うが捕まってしまい、西に殺されてしまう。子分を殺された龍三は報復するため子分たちを引き連れ、京浜連合の本社に乗り込む。一龍会の本気を見て恐れをなした西たちは車で逃げ出すが、龍三たちはバスを乗っ取り西たちを追いかける。追い詰められた京浜連合のメンバーは龍三たちに殴り倒され、駆け付けた村上に詐欺罪で逮捕されるが、暴力団を名乗った龍三たちも逮捕されてしまう。連行される中、マサは「今回の件でポイントが貯まったから、出所後は自分が組長になる」と語り、龍三は「出所するころには全員死んでるよ」と言い返す。

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